恍惚美術館

美しい世界の向こう側を覗きたい

コトノハ玉手匣

掌の上で転がされる宇宙 - フェッセンデンの宇宙を読んだ話

もうあまり本を読まないけれど、今年読んだ中で一番良かったのは、エドモンド・ハミルトンの『フェッセンデンの宇宙』 セーラームーンに登場する天王はるか様が子どもの頃にお読みになったとのこと(セーラースターズ第2話のはず)、これは読まねばと思って…

放課後に置き忘れた金の鎖の話

左足首のアンクレットを外せないのも、下戸なのにジントニックが好きなのも、香りに執着するのもみんな全部この本のせい↓ www.shinchosha.co.jp 高校生の頃に読んで一度手放したけれど、結局買い直した 今も本棚にある ああいう経験はしなかったけれど、思い…

極彩色の夢に溺れる

銘仙の展覧会に行こうか迷っていたら、銘仙柄のような本を見つけた 着物花柄図鑑: 明治大正昭和に咲いた 作者:欄子, 永田 誠文堂新光社 Amazon ピュア、ガーリー、シックネスetcと、 テーマが設けられていて、それぞれのテーマに見合う色や柄の着物の写真(…

可愛げのない声で鳴く肉食人魚と澁澤龍彦の話

アリプロのアリカさんはじめ、好きなミュージシャンに澁澤龍彦好きが多いもんだから (…読んだら最後、嵌って抜け出せなくなる…二度とカタギの世界に戻って来れなくなる!読んだらアカン!) とかなんとか思って避けてきたんだけど、物は試しと一作品だけ読…